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2006青葉山植物園-6

仙台市青葉山の東北大学植物園で土壌を調べてみました。土壌の採取は、L層・H層・A層のそれぞれで行いました。L層・H層・A層というのは土壌断面を層に分けたときの呼び名で、表層から順にAo層(堆積腐食層あるいは有機物層)、A層、B層、C層と呼びます。このうちのAo層をさらに落ち葉等有機物の分解の程度でL層・F層・H層と呼びます。この動画は、Ao層の一番下層で落ち葉等有機物が肉眼で元の形が判らない程に細かくなったH層から採取した試料を観察したものです。 採取直後は、観察できるような生物があまりいなかったので湛水状態で放置し、1ヶ月後に観察しました。


月井雄二先生(法政大)のコメント
これは小型の太陽虫のようですが、これくらい小さいと属の判別が難しくなります。太陽虫は通常、細胞の外にある付属物(鱗状のものや突起物など)で属を判別しますが、この細胞には特に目立った付属物はありません。細胞の表層部が二層に分かれているのか、あるいは、ゲル状のもので覆われているのか、わかりませんが、この二層構造が特徴といえます。しかし、これだけでは属の判定はできません。

採取日:2006/12/06

採取場所:青葉山植物園  Google Map

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