粒子と鞭毛虫の絡み合い
直径40ミクロン程の球形緑色鞭毛虫、鞭毛2本の一つが粒子に引っかかり動けなくなるがまた動き出す、赤い眼点が見える。
月井雄二先生(法政大)のコメント
これはクラミドモナス(Chlamydomonas)です。
http://protist.i.hosei.ac.jp/PDB/Im.....
細胞の後半部に大きなピレノイドが1個ありますので,クラミドモナス属の中のEuchlamydomonas類に分類されるはずです。
http://protist.i.hosei.ac.jp/PDB/Im.....
問題はこの先です。鞭毛がある先端の様子も写っていますが,その場面を見ると,葉緑体に規則的に並んだ縦筋が通っているように見えます。細胞がほぼ球形で,葉緑体に規則的に並んだ縦筋がある点からすると,
パピラ(鞭毛の付け根の盛り上がり)がない場合:
Chlamydomonas fottii King 1972(syn.: Chlamydomonas contexa Nygaard 1977)
パピラがある場合:
Chlamydomonas pseudomicrosphaera King 1972
Chlamydomonas subanguliformis Ettl 1979
パピラの有無は動画ではわかりませんので,上の3種のどれであるかは,判定できません。
採取日:2009/08/09
採取場所:広瀬川B Google Map