ストロビリディウム繊毛運動と捕食(1)
繊毛の動きで餌を引き寄せる 釣鐘あるいはイチゴのような形の繊毛虫、ストロビリディウム。ツリガネムシのように柄は見えないが、まるで柄があるかのように同心円に沿った動きを見せ る。餌をとる工夫は、広い口周辺に密集した繊毛を盛んに動かして、まわりに水流を作り出すこと。見ている間にも餌がポンと自然に口に飛び込んでくる。
月井雄二先生(法政大)のコメント
ストロビリディウムに似たストロンビディウムという繊毛虫がいますが,これはストロビリディウムで良いと思います(私のデータベースの方はやや混乱しています)。
「まるで柄があるかのように同心円に沿った動きを見せます。」とありますが,先日,ご紹介した Kreutz & Foissner, Protozoological Monograph, vol.3, 2006 の134頁には,細胞の後端から細い糸が出ている画像があります。
そして,コメントとしてこれが他のものに付着した状態で回転運動をする,と書かれています。
採取日:2009/07/03
採取場所:広瀬川B Google Map