水田の細長せん毛虫
水田から採取後、寒天上で数日放置。
2匹の細長いせん毛虫が、体を前後に動かしながら進んでいく。どことなくシンクロしているのが面白い。
月井雄二先生(法政大)のコメント
これは繊毛虫の一種、スピロストマム(
https://youtu.be/3rqcaZ9fBUY
Spirostomum)です。細胞長が500μm以上あり、細胞口が中央付近にあるので Spirostomum intermedium の可能性が高いです。ただし、S. intermediumの大核は数珠状で多数の球形の核が連なっているのですが、この動画ではそこがハッキリしません。内部にあるのが核なのか、食胞なのか判別がつきません。かりに大核が一個の場合、S. intermediumではなく、S. teresの大型タイプである可能性も高まります。
S. teresは細長い細胞の中央部に長楕円形の大核が1個だけあります。この動画では、それれらしいものがあるようにも見えます。ただし、通常、S. teresのサイズは300〜400μmなので、サイズからいうとS. intermediumの可能性が一番高いといえます。
http://protist.i.hosei.ac.jp/PDB/Im.....
採取日:2006/10/16
採取場所:鹿島台水田 Google Map