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前進するアメーバ

70ミクロンの小型アメーバ、透明な周縁部と、やや硬く顆粒のつまった中心部からなる。偽足は出さず、身体全体で滑るように前進する。


月井雄二先生(法政大)のコメント
これはコクリオポディウム(Cochliopodium)です。おそらくCochliopodium actinophorumでしょう。

http://protist.i.hosei.ac.jp/PDB/Im.....

この仲間は細胞の上にお皿のような薄く透明な殻を持っています。顕微鏡で上から見ると殻はほとんど見えませんが,細胞が横にころがった状態になると,薄い殻があるのが分かります。殻には弾力性があり,細胞本体が基質から離れて丸まると殻もお椀のように変形します。

採取日:2009/05/27

採取場所:広瀬川A  Google Map

殻から偽足を出し起き上るアメーバ

画面中央で殆ど動かない約30μの小型アメーバ。ほぼ透明な殻の下に様々な顆粒が見え、その片側から偽足が少しのび動いている。突然アメーバは偽足を下にして体を起こし、ゆっくりと移動しはじめる。


月井雄二先生(法政大)のコメント
これはおそらく横転したコクリオポディウムが元の位置に戻って移動を始めるまでの様子です。移動を始めた後,殻の周囲に広がる仮足(偽足)にピントが合っていないのが残念なところです。比較的小型で殻の形が丸いので,Cochliopodium minus でしょう。

http://protist.i.hosei.ac.jp/PDB/Im.....

採取日:2009/05/28

採取場所:広瀬川B  Google Map

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