展示室 > 名称別 > イカダモ(Scenedesmus acutus)

大きな凝集体に出入りする珪藻たち

細菌、藻類、有機質や鉱物質粒子などからなるこの凝集体に出入りするのは主に珪藻だけ。脇に緑色の円形細胞があるがシスト化した鞭毛虫か。


月井雄二先生(法政大)のコメント
珪藻の同定には殻の表面の模様を調べる必要がありますが,この動画に登場するのは小型の珪藻なので,それらの模様が写っていません。よって種まで同定するのは困難です。画面の左上には,セネデスムス(イカダモ)の仲間のScenedesmus acutusがいます。右の緑色の円形細胞は「シスト化した鞭毛虫」かも知れませんが,クラミドモナスの仲間である可能性もあります。

クラミドモナスの仲間は細胞先端部にある2本の鞭毛でスライドガラスやカバーガラスに付着してジッとしていることがあります。その場合,細胞を上から見ることになりますので,このような円形に見えます。この動画では鞭毛の有無は判断できませんので,どちらかはわかりません。

採取日:2009/05/28

採取場所:広瀬川B  Google Map

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