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2006青葉山植物園-9

仙台市青葉山の東北大学植物園で土壌を調べてみました。土壌の採取は、L層・H層・A層のそれぞれで行いました。L層・H層・A層というのは土壌断面を層に分けたときの呼び名で、表層から順にAo層(堆積腐食層あるいは有機物層)、A層、B層、C層と呼びます。このうちのAo層をさらに落ち葉等有機物の分解の程度でL層・F層・H層と呼びます。この動画は、Ao層の下層であるA層(一般に土と呼ばれる鉱質土層のうち、一番上の腐食に富み暗色の層)の試料を観察したものです。採取直後は、観察できるような生物があまりいなかったので湛水状態で放置し、1ヶ月後に観察しました。


月井雄二先生(法政大)のコメント
この細胞は先端部に細長い口があり、後端部に収縮胞があるのがわかります。テトラヒメナかそれに近い仲間だと思いますが、後端部がやや尖っている点がテトラヒメナとはやや異なります。

http://protist.i.hosei.ac.jp/PDB/Im.....

他に似た種はたくさんいますので、同定は難しいです。たとえば、サスロフィルスなどがいます。

http://protist.i.hosei.ac.jp/PDB/Im.....

採取日:2006/12/06

採取場所:青葉山植物園  Google Map

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