展示室 > 名称別 > 棘毛類(Stichotrichida)

2006青葉山植物園-3

仙台市青葉山の東北大学植物園で土壌を調べてみました。土壌の採取は、L層・H層・A層のそれぞれで行いました。L層・H層・A層というのは土壌断面を層に分けたときの呼び名で、表層から順にAo層(堆積腐食層あるいは有機物層)、A層、B層、C層と呼びます。このうちのAo層をさらに落ち葉等有機物の分解の程度でL層・F層・H層と呼びます。この動画は、Ao層の一番表層で落ち葉等が元の形を保ったL層から採取した試料を観察したものです。採取直後は、観察できるような生物があまりいなかったので湛水状態で放置し、1ヶ月後に観察しました。


月井雄二先生(法政大)のコメント
これは棘毛類(Stichotrichida)に属する繊毛虫です。形としてはAmphisiellaに似ていますが、Amphisiella属に特徴的な後端部の太く長い棘毛が確認できません。後端部に何本かの棘毛はありますが、Amphisiellaのものと比べると細いです。 考えられるのは、飢餓状態が進んだOxytrichaである可能性です。 ただし、棘毛類には他にも似た種類がたくさんいますので、同定するのは、細胞を固定・染色して棘毛の並びを詳しく調べる必要があります。 動画で確認するには、細胞が静止した状態を狙って、棘毛列にピントを合わせて撮影する必要があります。 一度の撮影ではすべての特徴を記録することはできませんので、何度も撮影して総合的に判断しなければなりません。

http://protist.i.hosei.ac.jp/PDB/Im.....

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採取日:2006/12/06

採取場所:青葉山植物園  Google Map